NASは既知のファイルをフォルダから取り出すには便利です。難しいのは、PDF、Word、表計算、スキャン、古いZIPの中の一文だけを覚えていて、ファイル名を忘れた場合です。Finderには共有フォルダが見えても、本文検索の可否はサーバー、プロトコル、索引環境に左右されます。
macOSで共有フォルダをマウントし、アプリに読み取りを許可すれば、ZipSeekはその場所をオンデマンドで検索できます。NAS全体を先にMacへコピーすることも、クラウドへアップロードすることもありません。
最初にFinderで共有をマウント
Finderの「移動 > サーバへ接続」で、管理者から指定されたsmb://サーバー/共有名などのアドレスを入力します。ログイン後、Finderで内容を読めることを確認し、ZipSeekでそのマウント済みフォルダを選びます。
ZipSeekが読めるのは、ユーザーが選び、現在のアカウントに権限がある場所だけです。非公開共有を発見したり、サーバー側の権限を回避したりはしません。
全体コピーは不要でも、対象データはネットワークを通る
10GBの共有フォルダを一括ダウンロードしてから始めるわけではありません。マウントした場所をたどり、条件に合うファイルを必要に応じて開きます。ただし未キャッシュのPDF、Office文書、画像、圧縮ファイルの本文を調べるには、そのデータがNASからMacへ届く必要があります。
初回速度は有線・Wi-Fi、サーバー負荷、ディスク、ファイルサイズ、圧縮、OCRに左右されます。NASのルートではなく、関連する案件フォルダを選ぶ方が効率的です。
Mac側キャッシュとNAS側索引の使い分け
文書解析とVision OCRはMac上で行われ、再利用できる本文は容量制限付きのmacOSキャッシュへ保存される場合があります。これはバックグラウンドのNAS索引ではなく、アプリがアイドル中に共有を巡回することもありません。
多数のユーザーが同じ巨大で安定した資料庫を繰り返し検索するなら、ストレージ側で一度解析するNAS標準の索引が有利です。ZipSeekは特定フォルダを一時的に深く調べ、PDFページ、Office位置、圧縮ファイルの出所を残したい場合に向きます。